日記『4月22日』※土曜日

東京の天気/色々な映画(アニメ)
※上記は標題になります。

 

東京の天気

本日は晴れ、花粉の飛散が少なかった。

 

明日も晴れで、花粉の飛散は少ないようだ。

 

色々な映画(アニメ)

今月観た映画の短い感想です。

 

2分の1の魔法(2020)

魔法を使う力を手に入れた兄弟が、死んだ父親を蘇らせるため旅に出る話。

 

アニメ映画。ジャンルは、ヒューマンドラマ、冒険劇、ファンタジー、コメディ。

 

父親に会いたい兄弟、彼らの成長と絆を描いた作品でした。

 

主役は弟で、気が弱い部分がありますが比較的しっかりした性格。兄貴は駄目なキャラクターなのですが、けど『良い奴なんだよ!」と庇護したくなる魅力があります。

 

旅先での兄弟のコメディータッチな会話劇、やり取りがけっこう好きでした。

 

父親が下半身だけ蘇る設定、結末のシナリオは、人によっては否定的に観る人がいるかもしれません。音が聞こえないのにどうやってダンスをするのだろうか・・・。

 

冒険と旅の道中で『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のネタが使われているシーンは見どころの一つだと思います。

 

それと本作は『ルーツに戻る』という意味にも取れる映画に見えましたが、今のディズニーらしくないのでは?とも感じてしまいました。

 

オリジナルのCVで『クリス・プラッド』と『トム・ホランド』が参加しています。

 

 

ソウルフル・ワールド(2020)
念願の夢を叶えるチャンスを得た男が、仮死状態になる。魂は死後の世界へ!
 
アニメ映画。ジャンルは、ファンジター、冒険、音楽映画。
 
神秘的な世界観、演出が『非常に実験的』な印象を受けました。とても不思議でヘンテコな世界。けど個性的な世界。
 
現実世界と不思議な世界。この2つの世界と視点で物語が進んでいきます。
 
プロのジャズ演奏者になりたい主人公ガードナーが夢を叶えるチャンスを手に入れた矢先に意識不明状態となり、死後の世界へたどり着く。
 
夢を叶えたい彼は足掻き、人間が生まれる前の魂が集まる『ユーセミナー』に潜り込み、通称『22番の魂』のメンター(指導者)となるという話
 
長年、見ていた夢が叶うと思ったら、死去なんて嫌だと運命を拒絶するわけですが、強い信念と想いがないと無理だろうなとは思いました。劇中でも描かれますが、彼は特殊なケースだったわけで。
 
劇中で描かれる内面世界や精神世界が、どこか『オリジナル・エヴァンゲリオン』を思い出す作風でした。
 
※『シン・エヴァンゲリオン』は観ていないので分かりません
 
劇中で流れる音楽が良いなーと思っていたら、トレントレズナー(nine inch nails)が参加しているとのこと。劇伴を聞くために見るのも良いかもしれません。
 
キャラクター・ボイス(CV)での主演は、「ジェイミー・フォックス」と「ティナ・フェイ」。
 
ストレンジ・ワールド(2022)
人々の生活に必要な奇跡の植物が死滅することが分かり、調査隊が向かう話。
 
アニメ映画。ジャンルは、ファンタジー、冒険、多様性という個性?。
 

背景や世界観の描写だけが、普通ではない特殊な世界。しかし、個性的が無く平凡なキャラクターが多くシナリオとしても面白味に欠ける。

 

唯一、年寄りの男だけは個性的だが、彼は主役ではなく脇役でしかない。

 

メインキャラクター、主役にスター性が無く個性が無い『平凡で普通の人』というのは、劇中での面白味も出づらい。

 

平凡であるというのは、年齢や性別や国籍ではなく『個人』としてのキャラクターの魅力が欠落しているのだ。

 

しかし、最大の問題は、奇跡の植物『パンド』が、舞台となる『アヴァロニア国』でどれだけ素晴らしく機能しているのか?という描写が少ないことだ。

 

いかに『パンド』が素晴らしい存在であるか?いかに人々の生活を豊かにしたのか?という重要なシーンがあまりにも少ない。

 

なぜ、旅に出るのか?という提示が弱ければ、キャラクター達が必死に行動したとしても共感、感情は動きづらいのではないか?

 

個人的には、デジタルデクノロジー、スマートホン、コロナウイルス、ワクチンの比喩として見える時があり、その点で楽しめる部分はあった。

 

それと、冒頭に手書きで書かれた2Dアニメーションが流れる演出があるのですが、とても気に入り、そのシーンだけ何度か見直していました。

 

VCは、『ジェイクギレンホール。』