東京の天気
本日は晴れ、花粉の飛散が少なかった。
明日も晴れで、花粉の飛散は少ないようだ。
色々な映画(アニメ)
今月観た映画の短い感想です。
魔法を使う力を手に入れた兄弟が、死んだ父親を蘇らせるため旅に出る話。
アニメ映画。ジャンルは、ヒューマンドラマ、冒険劇、ファンタジー、コメディ。
父親に会いたい兄弟、彼らの成長と絆を描いた作品でした。
主役は弟で、気が弱い部分がありますが比較的しっかりした性格。兄貴は駄目なキャラクターなのですが、けど『良い奴なんだよ!」と庇護したくなる魅力があります。
旅先での兄弟のコメディータッチな会話劇、やり取りがけっこう好きでした。
父親が下半身だけ蘇る設定、結末のシナリオは、人によっては否定的に観る人がいるかもしれません。音が聞こえないのにどうやってダンスをするのだろうか・・・。
冒険と旅の道中で『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のネタが使われているシーンは見どころの一つだと思います。
それと本作は『ルーツに戻る』という意味にも取れる映画に見えましたが、今のディズニーらしくないのでは?とも感じてしまいました。
オリジナルのCVで『クリス・プラッド』と『トム・ホランド』が参加しています。
背景や世界観の描写だけが、普通ではない特殊な世界。しかし、個性的が無く平凡なキャラクターが多くシナリオとしても面白味に欠ける。
唯一、年寄りの男だけは個性的だが、彼は主役ではなく脇役でしかない。
メインキャラクター、主役にスター性が無く個性が無い『平凡で普通の人』というのは、劇中での面白味も出づらい。
平凡であるというのは、年齢や性別や国籍ではなく『個人』としてのキャラクターの魅力が欠落しているのだ。
しかし、最大の問題は、奇跡の植物『パンド』が、舞台となる『アヴァロニア国』でどれだけ素晴らしく機能しているのか?という描写が少ないことだ。
いかに『パンド』が素晴らしい存在であるか?いかに人々の生活を豊かにしたのか?という重要なシーンがあまりにも少ない。
なぜ、旅に出るのか?という提示が弱ければ、キャラクター達が必死に行動したとしても共感、感情は動きづらいのではないか?
個人的には、デジタルデクノロジー、スマートホン、コロナウイルス、ワクチンの比喩として見える時があり、その点で楽しめる部分はあった。
それと、冒頭に手書きで書かれた2Dアニメーションが流れる演出があるのですが、とても気に入り、そのシーンだけ何度か見直していました。
VCは、『ジェイクギレンホール。』