東京の天気
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今日も暑かったです。(毎日同じことを話してるような気がします)
映画の感想
主人公は皇妃「エリザベート」。
オーストリア=ハンガリー帝国(二重帝国)の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇后であり、愛称は「シシィ」。ハプスブルク家の一員。
第一子の娘「ソフィー」は病で死去。第二子は娘ギーゼラ、第三子は息子ルドルフ、第四子は娘マリー・ヴァレリー。三人の子供の母親でもある。
1877年に誕生日を迎え、皇妃エリザベートは40歳になる。皇妃には悩みがあった。年を重ねることによる老いと体重であった・・・・。
昔、「皇妃エリザベート」という漫画(以下)を読んだ際に、とても気に入ったという経験があり、今回観に行ってきました。漫画を読んでいたので、最低限の知識がある状態での鑑賞です。
俳優や建物、映像から当時を観ているように感じ、テレビドラマで感じる安っぽさは無く、映像としても魅力を感じました。
歴史が存在する作品を作る上で必要な部分のみを抽出し、それ以外はザックリ切っているように見え、世界史・歴史の知識を知っていて当然みたいに作られているので、知識ゼロの状態で観るのは大変かもしれません。簡単に調べた後に観た方が良い気がします。
しかし、知識があっても1877年当時の祖国や他国との関係が分かりづらいと感じるような、どこかボカしてるような印象はあり、映画としてベストだったのか?というのは気になりました。
また1877年以前の皇妃エリザベートの歴史は描かれることは少なく、観ていて寂しさを感じることもありました。(時間の都合でカットせざる負えないのは分かるのですが・・・)
皇妃「エリザベート」を中心に皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇女マリー・ヴァレリーに焦点を当てているためためかこの3人は劇中で魅力的に描かれていたと思います。(反面、他の人物は印象が薄くなった感がありますが)
他の映画でも言えますが、貴族の食事・食卓シーンが好きなので、本作でも同じように魅力を感じました。良かったと思います。
冒頭から途中までは、少し気になり違和感を感じてはいたものの楽しめる作品でした。
しかし終盤前辺りで皇妃エリザベートの『ある行動』が当時の時代背景や歴史的事実を考えるとあまりにも強い違和感を感じるものでしたので、それ以降の物語は全てが嘘で偽物のように見えていまい、現実感、リアリティの欠落を感じてしまったのは非常に残念でした。
総論としては、『特に』終盤は、個人的に強い違和感があり残念な作品でしてたが、映画作品として全体を見ると魅力的な部分や良いシーンは多い作品であるため、私はけっこう楽しんだ作品です。
ただし、本作は『ファンタジーとしての創作が強い作品で、歴史映画としては評価できない』ことは指摘した上ですが・・・・。
前述の漫画が好きなので、それが影響している可能性はあります。